2013年9月20日金曜日

コブクロ小渕健太郎、ソロアルバムリリースイベントでギターへの想いを語る


9月17日、小渕健太郎(コブクロ)のギターソロアルバム『ツマビクウタゴエ 〜KOBUKURO songs,acoustic guitar instrumentals〜』の発売を記念した公開インタビューイベントが開催された。

「ツマビクウタゴエ」小渕健太郎

レコーディングスタジオで行われた今回のイベントには都内専門学校やスクールの生徒約50人が招待された。昨年コブクロとしては活動を休止をしていた小渕だが、その期間にギターで1日3曲ほど録音していたアンサンブルが制作のきっかけになったという。

「アンサンブルを録音している際、エンジニアの方に、(ギターも)歌ってるんですね、と言われたんです!」と語る小渕は、今年に入り1本のギターと出会い、アルバムとして形にしようと思い立った。レコーディングには6本のギターを使用し、多重録音を実施。コード譜ではなく歌詞カードを置きながら作業は行われたようで、「ギターだけど、歌が入っているアルバムになった。」とコメントした。

選曲にもやはり歌詞の存在は大きかったようで、曲への思い入れとは違ってギターを弾いた時の良さ、そして歌がない分、主人公がいない、主人公は聞いた人自身がなれるよう、景色が見られるアルバムにしたとのこと。

イベントでは、実際に録音ブースに入り、それぞれのパートにあわせたギターを使い分けながらアルバムに録音した「Million Films」の多重録音部分を再現した。同じ旋律でもチューニングを少し変えたギターを使うことで音に空間が広がるということを実践すると、会場からは感嘆の声が上がっていた。アコースティックでの録音には大変なことも多かったようで、「4~5時間弾くと、指がぼろぼろになってしまうんです・・・」と苦労したエピソードも語られた。

インタビューイベントの締め括り生徒から投げかけられた質問に対し小渕は、自分の声にあったギターを買うことの重要性や、コードから様々な創造が生まれることの素晴らしさを説明し、更には実際のギターの弾き方を手ほどきを交えて教えるなど、普段とはひと味違った貴重な機会となった。

「僕にとってギターの存在とは、兄弟みたいなものです。そしてこのギターを通してさまざまな出会いもあった不思議な道具です!」とギターへの温かい想いを語り、イベントの幕が閉じた。

■アルバム『ツマビクウタゴエ~ KOBUKURO songs, acoustic guitar instrumentals~』
2013年9月18日(水)発売
WPCL-11593/¥2,415(税込)
<収録楽曲>
1.Million Films
2.蕾(つぼみ)
3.NOTE
4.風
5.ここにしか咲かない花
6.あなたへと続く道
7.君という名の翼
8.桜
9.風見鶏
10.ダイヤモンド

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