2013年3月25日月曜日

ギタリストにおススメのAudioBus対応アプリ パート1

先日GarageBandがAudioBusに対応したことでiOSのオーディオアプリが大変盛り上がっています。もともとiOSはオーディオ系には強いプラットホームでしたからこれからもさらに面白いアプリが期待できると思います。
これからDTMをモバイル環境ではじめようとしている人はiOSのほうが宜しいかと思います。Androidディバイスは楽器として使った際にレイテンシが大きく発生してしまい楽器アプリやDTMには向かないので要注意です。

ギタリストにおススメのAudioBus対応のアプリを紹介します。


iPhoneやiPad用のギターアンプシミュレーターです。iPhone/iPadにギターを繋ぐとアンプ・モデリングの技術によりスタジオ・グレードのギター・エフェクト・プロセッサーを得られます。ギター及びベース用に開発された、iOSアンプ&マルチ・エフェクト・アプリ。6種類のアンプ・モデル、16種類のエフェクトを搭載しており、アーティストやユーザーが作成したプリセットをインターネット上でシェアできるサービス“Tone Sharing”機能、長時間のループ・タイムややり直し機能、自動クオンタイズなどが可能なループ・ステーション、iTunes内の楽曲を再生しながら演奏できるジャム・プレイヤー、チューナー、メトロノームなどが内蔵されている。


これらのようなギターアンプシミュレーターはAudioBusに対応していない時はレコーディング時、他の録音機材やパソコンが必要でしたが、 AudioBusに対応したことによりAudioBus対応のDAW例えばGarageBandなどがあればAmpliTubeやJamUp Pro XTのスタジオグレードの音を1台のiPhoneでレコーディングが出来る様になりました。凄いことです。

2013年3月24日日曜日

iReal b 「第7回 ギターとあわせて練習するときの便利機能」

GarageBandが先日Audiobusに対応するアプリになりましたが、iReal bもAudiobus対応を望みます。iReal bの伴奏でThumbJamを弾いてGarageBandに録音。考えただけでゾクゾクしますね。この組み合わせはios上でギタリストがDTMをするベストな組み合わせのひとつだと思います。iReal bを制作販売するTechnimo LLCさんよろしくご対応をお願いします。

今回はiReal bを伴奏にギターとあわせるときの便利機能を紹介します。
iReal bを伴奏にアドリブパートを練習するときはバックのピアノ音はコード感を出す重要なパートになりますが、ギターでコードのカッティングやバッキングをするときはピアノの音が邪魔に鳴るときがあります。

そういう時はスコア画面下の青丸♫再生ボタンをタップしプレイヤー画面にします。

現代クラシック・ギター奏法の父 アンドレス・セゴビア


1893年スペイン南部アンダルシア地方でアンドレス・セゴビア(Andrés Segovia)は生まれました。セゴビアが生まれてまもなく家族はグラナダへ移り幼少時代はグラナダで過ごしていたようです。幼いころからギターの演奏を得意としていたセゴビア少年はグラナダ音楽院に行きギターを学べるようお願いしたところギターは音楽家志望者が演奏する楽器とは認められてはいなくジプシーたちが演奏する楽器とのレッテルがあり音楽院にはギターの知識と教養を持った教授は独りも居なかったそうです。セゴビア少年はそんな厳しい現実から目を背けることなく独学でギターを修めようと心に誓ったそうです。彼はこの出来事がきっかけでギターをピアノやヴァイオリンと同じような地位に引き上げようと思ったのかもしれません。
セゴビアが10歳前後の時代はフランシスコ・タレガが当時の巨匠でタレガがグラナダに演奏旅行に来ることを心待ちにしていましたがタレガは不幸にも亡くなってしまい目標とするギタリストがいなくなったセゴビアはたったひとりでピアノやヴァイオリンとギターを比較しながら他の楽器に負けない演奏と技巧を発見しようとしていました。

セゴビアは14歳のときにグラナダでコンサートを行いそれ以後はヨーロッパ各地そして南米での演奏旅行に尽力します。1924年パリで行ったコンサートが大成功をおさめ当時の音楽評論家は「セゴビアが音楽公衆のためにギターを発見した」と絶賛。
セゴビアの名声はヨーロッパ各地に広まっていきまいした。それと同時にセゴビアはギターで演奏できる曲の少なさをさとりビゥエラやリュートに書かれた曲をギター用に編曲したり、他の楽器の演奏曲もギター用に編曲をしてレパートリーを充実させていきました。そんな素晴らしいセゴビアの演奏にインスパイアされた当時の作曲家たちはこぞってギター曲を書き始めたそうです。

ミスタージャズギター「ウェス・モンゴメリー」


ウェス・モンゴメリーは1923年インディアナ州インディアナポリスに生まれました。
ジャズギター史を考えるとチャーリー・クリスチャンと双璧をなすジャズギターの革命的演奏者です。20世紀を代表するギタリストでありながらギターを弾き始めたのは18歳と遅くチャーリー・クリスチャンのプレイを見よう見真似でコピーし独学でプロの道までテクニックを磨いたそうです。やはり才能のあるプレイヤーは違いますね。ウェス・モンゴメリー独特のピックを使わないで親指で演奏スタイルもこのころから始めていたそうです、親指を使った理由は大きな音をだして周りに迷惑をかけないよう周りへの気遣いだったそうです。
ウェス・モンゴメリーは働きながら地元のバンドで活動したあと'48年から2年間ライオネル・ハンプトン楽団で演奏し始めてのレコーディングも体験している。
ウェス・モンゴメリーにチャンスが訪れたのはジャズアルト・サックス奏者キャノンボール・アダレイが彼の演奏を聴いてリバーサイドレコードに推薦したことからサクセスストーリーが始まります。30歳半ばで制作された「インクレディブル・ジャズ・ギター」が当時としては信じられないようなテクニックを披露しジャズギター界に大きな衝撃とウェス・モンゴメリーに名声とジャズギタリストとしての確固たる地位を与えました。