米投資家向け情報誌「Barron’s」電子版は17日(現地時間)、Jefferies証券のアナリスト「Peter Misek」氏の予測として、米アップルは今月22日(米国時間)、 “Retinaディスプレイ” を搭載した「iPad mini」を発表するだろうと伝えています。また、同端末は生産に問題を抱えており、年内には発売開始される見通しではあるものの、出荷台数は限定的なものになるとのこと。
価格は据え置きで329ドル(約3万2200円)になると予測しています。
さらに同氏は、22日に発表されるだろう他の製品についても言及しています。今回のメイン端末の一つ、新型iPad(第5世代iPad)が登場するほか、Haswellを搭載し電池持ちの向上した「MacBook Pro」も同時発表される見通しであるとのこと。
最新OS「OS X Marvericks」や円筒型の「新型Mac Pro」の発売日も伝えられるとされており、テレビ型端末(通称:iTV)への足がかりとなる「Apple TVのSDK」も発表されるだろうと伝えています。
今回予測を行った「Peter Misek」氏は、弊サイトの記事でも何度か登場しているアナリストで、NTTドコモのiPhone参入を指摘したことで話題になった人物。同氏は予測を外すこともありますが、今回はまさに「発表直前」であるだけに、一定の信憑性はあると考えても良いかもしれません。
伝えられた事実が正しいと仮定すれば、Retina搭載の「iPad mini 2」を期待しているユーザーにとっては、嬉しくも頭を抱えてしまう状況です。どの程度の限定出荷であるかは詳しく明らかになっていませんが、初期出荷は200万台とも500万台とも言われています。
本体カラーの出荷バランスの悪さや「実は在庫あり」といった、iPhone 5sのときのような悲劇(?)が再度起こらないか少々心配になりますが、果たしてどうなるのでしょうか。
なお、iPad mini 2は “従来よりも薄型化される” とのリーク情報も出現しており、Retinaディスプレイが本当に搭載されるか疑問視する声もあります。非搭載だけは避けてほしいと思う今日この頃ですが、4日後には全貌が明らかになっていることでしょう。