2014年1月10日に発売したヤング・ギター最新号にて、“鬼神”高崎晃と“王者”イングヴェイ・J・マルムスティーンの2大巨頭が果たした奇跡の再邂逅を特集している。
1983年、日本とスウェーデンからそれぞれやってきたふたりは、ツアー中のロサンゼルスで出会っている。LAメタル全盛の当時においても、その存在と共にそれぞれの特異な奏法は世界中から注目を集めていた。それから30余年、HR/HMギター・シーン最高峰に君臨する2大巨頭となったふたりの奇跡ともいえる再邂逅を、18,000字超の特別対談で掲載している。
Loud Park 13 (King Diamond fans message) and Yngwie Malmsteen on stage.
Loudness.M3.Rock.Festival.2012
「初めて対バンした時、俺よりリッチー(・ブラックモア)だな、と思った」──高崎晃
「はっきり覚えているのは、良いトーン、デカい爆音、デカいラック!」──イングヴェイ・J・マルムスティーン
互いに影響を受けたのがリッチー・ブラックモアだったこともあり、気になる存在だったという両者だが、当時の想い出から始まった対談は、すぐさま愛用のギター、ピックアップ、奏法から、アンプ、エフェクターといったイクイップメント、自身の音楽への姿勢へと話題は果てしなく広がっていく。
「ギタリストに最も必要なのはインプロヴィゼーション能力だ」──イングヴェイ・J・マルムスティーン
「その時の気持ち、表現したいものがそのまま出てくるのがインプロヴァイズだ」──高崎晃
表現者としての生き様と、音楽に対するブレない姿勢/哲学に貫かれたふたりが邁進してきた30年に及ぶ激動の軌跡を語り尽くした特別対談は、ギタリストにとっての数々のヒントや金言に溢れたものになっている。これは必読だ。
他にも、13年ぶりのオリジナル・アルバム『A WILL』をリリースしたLUNA SEAのSUGIZO & INORAN、英国ブルース・ロックの雄サンダー/ジ・ユニオンのルーク・モーリーとピーター・ショルダー、トム・シュルツ(ボストン)、ケン・ハマー(プリティ・メイズ)のインタビューや、ボン・ジョヴィ、セックス・マシンガンズ+ザ冠のライヴ・レポートが掲載されている。
また、魅惑のギター・ヒロインズを大特集した新春特別企画「ロック・ギターの女神達」、和嶋慎治(人間椅子)がファズ12機種を徹底試奏する「第5回 最強“歪み王”決定戦」、“KISSギター・コンテスト”応援特集「地獄のロック・ギター 〜KISS名演集〜」など特別企画も盛りだくさんだ。さらに、添付DVDにはAkihito Kinoshita &Yasuharu Tanaka/ SABER TIGERが初登場他、G5 Project、最先端テクニック“ハイブリッド・ピッキング”啓蒙セミナーが収録されている。