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Amidio社よりリリースされている「Mint.io Groovebox - Music In No Time」がとても面白い。Amidio社らしい斬新なユーザーインターフェイス画面がミュージシャンシップをくすぐるクールな操作性を実現しています。同社のこのアプリに対するこだわりとやる気が伝わります。
「Mint.io Groovebox - Music In No Time」はMUSIC IN NO TIMEの頭文字を取って「MINT」とネーミングされています。ドラムマシン、ベースシンセ、レインドロップ×2、オートコード、マルチプルFXの5つのサウンドジェネレーターを使用しリアルタイムに音楽を作っていくアプリです。様々なパフォーマンス機能を操作しながらトラックメイクを行なうスタイルでパフォーマンス機能には、ジャンル指定可能なフレーズ作成機能やスケール機能、フレーズ演奏可能なマトリックスパネル、エフェクト用X/Yパッドなどセッション機能が充実のアプリです。
MINT.io Groovebox - Music In No Time
「Mint.io Groovebox - Music In No Time」は画面をまったく移動せず一画面の中で操作を完結できるよう考えられているようです。
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画面左上はドラムセクションです。
ドラムセクションはプリセット音色に20種類の音源を搭載。16ステップシーケンサーを使って4パターン(A~D)までを作成しパターンシーケンサー機能を使って8小節のループを作成します。16ステップシーケンサーは8パート仕様。各ステップへの入力はタップ操作でノートオン/オフと3種類のベロシティとミュートをすることができます。ミキサーでは8パート分のボリュームとパンニングを設定できます。フレーズ作成機能は、設定メニュー内DRUMS「STYLE」にある“Dubstep/House/Breaks/ALL”のいずれかを選択してプリセットボタンをダブルタップすると選択したジャンルのドラムパターンがランダムで作成されます。
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画面左下はシンセセクションです。
シンセセクションも基本的な操作はドラムセクションと同じで、シンセベースやリードなど20種類のプリセット音色を使用してステップシーケンサー内に入力をします。各ステップは2種類のベロシティとミュート、スライド、オクターブ設定が行なえるベースシーケンサー仕様。
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画面右下はコード・バイブスセクション
バイブスセクションはマトリックスパッドを使って直接演奏するパート。シンセリード、パッド、オルガンなど32個の音色を利用できます。 パッドは2基の音源を搭載していてMIXモードでは画面の左右にそれぞれ1基ずつ(別音色設定可能)、VIBE1&2では左右別々に演奏することが可能です。 パッド内の音程は下部が低域、上部が高域でスケール機能で設定した音階で演奏することができます。この他「FREEZE」は、演奏したフレーズをループしてくれる機能で、左右別々のパッド演奏に対応しています。
画面の右側の縦長のセクションがコードセクションです。
CHORDパートは自動演奏パートで、音程は専用のコードパネルで指定し、コード内容はスケール機能で指定します。右の9つのボタンではサイドチェインやゲートなどのバリエーションも作ることができます。
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画面右側は作成したループにギミックを加えていくセクションです。
セッションプレイが特徴のMint.ioではドラム以外のパートがスケール機能で管理されているので、プレイ中にスケールやキー変更をさせながらトラックに変化を付けていきます。演奏用のマトリックスパッドやX/Yでパフォーマンスプレイをしながらギミックをつけます。 全体パートの「トータルFXパッド」はビートループやグリッチ、フェイザーやクラッシャー、ノイズ音源をシンセサイズする機能でクラブミュージック定番のギミックができます。
■総評
iPad1台でトラックメイクができて、そのトラックのコード感を変更しながら曲の様に仕上げていきビートループやグリッチ、フェイザーやクラッシャーなどで派手な効果を足していくパフォーマンスグルーヴアプリです。パターンは自動作成できるので細かいことを気にせずガンガンビートを作成できます。音色も派手でいかにもクラブミュージックで出てくる音色が沢山プリセットされています。500円とは思えない機能が満載されていますので動画を見て面白いと思った方は是非楽しんで下さい。
¥ 500円
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