ギター弾きに役立つiPhone・iPadアプリ・楽器アプリのレビュー。そしてDTMやギター関連グッズやお気に入りのギタリストなどを紹介させていただきます!
2013年7月4日木曜日
身近なものがパーカッションに生まれ変わるアプリ「Impaktor」の凄い実力!
昨年「BeepStreet社」がリリースした「Impaktor」がとても話題になっています。端末の内蔵マイクで拾った音や振動をトリガーにして内部音源を演奏できる大胆でユニークなドラムシンセアプリです。youtubeのデモ動画をご覧頂いた方も多いと思います。iPhone・iPadを机の上に置き、机をパーカッションのように演奏して端末からサウンドを鳴らすといったことが可能です。
Impaktor - The drum synthesizer
物を叩いてから「Impaktor」が発音するまでのレイテンシーは殆ど気になりません。また物をたたく強弱にも対応しています。
「Impaktor」2つのモジュールから構成さてれています。各モジュールにはMembrane・Resonator・Vocoder & Noise・FMこれら4つのサウンドジェネレーター・モデルの中からチョイスできます。
・Membrance アコースティックドラムのような革の振動をシュミレート。タブラやコンガ、ボンゴなどの太鼓系サウンドに適したモデリング音源。
・Resonator 金属系楽器やトライアングルのような共鳴をシュミレート。シンセ系の金属SEやパーカッションなど幅広い音作りが可能です。
・Vocoder & Noise スネアやクラップのスナッピー音から、ボコーダー系サウンドが作れます。
・FM ピッチやディケイ、レシオ、アマウントといったパラメータを持っています。フィルターで加工するとアナログなサウンドも作れます。
音のエディットはサウンドジェネレーターを選択し、パラメーターを調整後2つのモジュールを組み合わせ、フィルターそしてエンベロープを通してエディットしていきます。プリセット音も多彩で4つのカテゴリー全92のサウンドが内蔵されています。
6トラックのオーディオレコーダーは、それぞれに違う音色を設定できる6パート仕様なので、ドラム/パーカッション/ベース/SEといった構成が可能。それぞれのパートにはレングス、クオンタイズ、エフェクター(ディレイ、リバーブ)ボリューム、パンの設定をすることができます。録音サイズは、1~8小節の設定が可能で、リアルタイム録音でプレイを記録していきます。レコーディングする際はヘッドフォンを使うことが勧められています。またレコーディングしたものはAudio/Copy機能を使いエクスポートが可能。
Impaktor iOS app improv
Impaktor and Glitch 1 inside Audiobus for iPad 2
■総評
レイテンシーも殆どなく演奏する感覚を生かしたリズムパターンを簡単に生成できます。AudioBusにも対応しているのでヒューマンなリズムを取り入れた曲制作ではたいへん重宝します。インターフェイスもとても解りやすくマニュアルなど無くても10分ほど操作していると使用法が見えてきます。普段楽器などを演奏しない方もこのアプリをダウンロードして楽しんでる方が多いそうです。確かにパッドに気に入った音をアサインして思いつくまま机を叩くのはとてもクリエイティブで楽しい感覚に見舞われます。この新しい感覚を一度試してみてください。
Impaktor - The drum synthesizer - BeepStreet¥ 450
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