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2013年3月18日月曜日
現代ジャズ・ギターの父 「ジム・ホール」
パット・メセニー、ジョン・スコフィールド、ビル・フリゼール等、現代のジャズギターのカリスマ・ミュージシャンへ多大な影響と大きな尊敬を与え続ける「現代ジャズ・ギターの父 ジム・ホール」80歳を超えても今なお精力的に活動しているようです。昨年の6月には来日しBLUE NOTE TOKYOでライブを行いました。
1930年N.Y.生まれのジムは10代のころから地元のバンドでプロとして活動、その後クリーブランド音楽院でギターの基礎をみっちり学んでいます。卒業後はロスに渡りクラシックギターも学んでいるようです。’55年にチコ・ハミルトン・クインテットに参加し本格的なプロとしての活動をスタートさせ、その後はジミージェフリーのトリオに参加、この変則的なトリオで必死にリズムとハーモニーを創意工夫したのが今日のジム・ホールの演奏スタイルの礎を作ったと本人も言っています。
'57年には初リーダーアルバム「ジャズ・ギター」を発表した後、ビル・エヴァンス、ソニー・ロリンズなど多くの名手、巨匠たちと共演。 '75年には彼の最大のヒットアルバム『アランフェス協奏曲』を発表しジャズ・ギター・ブームを起こしました。今現在尚も作曲家として編曲家としてそしてギタリストとして現役で活動している。
彼の演奏スタイルの特徴はその甘くウォームなトーン、シンプルでしかもモダンなフレージング、複雑かつ独創的なコードワークなど数え切れない魅力を持ち合わせている。
またピックを軽くつまむように持って通常は軽くソフトなタッチでフレージングするが必要に応じて強くピックをあてアタックをつける奏法が独特の緊張感を生む彼の特徴となっている。
とにかくJAZZが好きでギターを弾くなら絶対聴きましょう
クラシックギターでよく弾かれる「アランフェス協奏曲」など名曲が満載です。
アランフェス協奏曲
曲目リスト
1. You'd Be So Nice To Come Home To
2. Two's Blues
3. The Answer Is Yes
4. Concierto De Aranjuez
5. Rock Skippin'
6. Unfinished Business
7. You'd Be So Nice To Come Home To
8. The Answer Is Yes
9. Rock Skippin'
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タイトル曲でもある<4>は、盲目の作曲家でギタリストのホアキン・ロドリーゴが、スペイン中部にあるアランフェスの歴史をしのんで39年に作曲したものである。『ギターとオーケストラのための協奏曲』の第2楽章に登場する。マイルス・ディヴィスの『スケッチ・オブ・スペイン』でカバーされたのをきっかけに、ジャズの世界でもおなじみのナンバーになった。 ディヴィスのアルバムでは、トランペットとオーケストラの共演の形だった。だが本作では、ジャズのスタンダード曲のような、オーソドックスな編曲に成功している。チェット・ベイカー(トランペット)やポール・デスモンド(アルト・サックス)のささやくようなソロ、スティーブ・ガッド(ドラムス)やロン・カーター(ベース)の重厚で粘りのあるリズム、全体を覆うジム・ホールの沈んだトーンのギター。ドン・セベスキーの巧みなアレンジによって、「アランフェス」の栄華と滅亡が目に浮かぶようだ。このほか、ホールのオリジナル曲など3曲が収録されている。
名盤中の名盤、ビル・エヴァンスとの共演は息も詰まるほどの緊張感が伝わってきます
Undercurrent
曲目リスト
1. My Funny Valentine
2. I Hear A Rhapsody
3. Dream Gypsy
4. Romain
5. Skating In Central Park
6. Darn That Dream
7. Stairway To The Stars
8. I'm Getting Sentimental Over You
9. My Funny Valentine (alternate take)
10. Romain (alternate take)
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ビル・エヴァンスのピアノとジム・ホールのギターが交錯する、コラボレーションアルバムである。本作の2人の絶妙な競演は、その後のジャズ界に「インタープレイ」という言葉を流行させたほどである。ムーディーな雰囲気で、部屋を暗くしてウイスキー片手に夜を過ごしたいときや、悠々とした気分で読書するときのBGMに最適だ。また、水面下で女性が漂うジャケットの美しさも評判になった。 リチャード・ロジャースの名曲<1>は、リズム感のあるスリリングな演奏に仕上がっている。別テイク<2>も収録されているので、その微妙な違いを聞き比べるのもおもしろい。別テイクといえば、ホールの代表的なオリジナル曲<7>も2つのテイクが収められている。残りの7曲は、すべてゆったりとした曲である。59年の映画『拳銃の報酬』のサントラに使われた<9>は、マンハッタン・ジャズ・クインテットの美しいワルツ曲だ。 繊細な表現力をもった2人の世界が絡みあう、まさに名盤中の名盤だ。
アランフェス協奏曲 ジム・ホール
My Funny Valentine / Bill Evans & Jim Hall
クラシックギターの名手イエペスによるアランフェス協奏曲です。
アランフェス協奏曲をモチーフに作られたチック・コリアの「スペイン」
フラメンコギターを洗練させた不世出の名人「サビーカス」
フラメンコ・ギターの真価を知らせる先駆者「ラモン・モントーヤ」
現代クラシック・ギター奏法の父 アンドレス・セゴビア
ミスタージャズギター「ウェス・モンゴメリー」
クラシックギタリストも顔負けのソロ・ジャズギタリスト「ジョー・パス」
偉大なブラジリアンギターの巨匠 バーデン・パウエル
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