ヤマハは、20日、ギター周辺機器、PA機器、ワイヤレスマイクなどの開発・製造・販売を行う Line 6,Inc.(本社:米国カリフォルニア州カラバサス、以下 Line 6 社)の完全子会社化について合意したと発表した。
今回の株式取得には現金を対価とした「逆三角合併」方式を採用。同社が設立する合併準備会社とLine6社を合併させることで、存続会社となるLine6社が同社の完全子会社となる。2014年1月末日までに完了予定。
Line 6社は1996年に設立され、世界初のデジタルモデリング・ギターアンプ「AxSys212」の開発・発売にはじまり、ギターアンプの商品ラインアップを拡充すると同時にギターレコーディング用のアンプシミュレーター「POD(ポッド)」、モデリングギター「Variax(バリアックス)」など、ギタリストへ向けた新たな価値を提案することで市場において高い評価を獲得してきた。その後もPA機器、ギター用ワイヤレスシステム、ワイヤレスマイクロフォンなど商品ラインアップを拡大し、ギタリストにとどまらず幅広いミュージシャンに支持されるブランドとして人気を得ている。
同社グループは、2013年4月から3ヵ年の中期経営計画である「Yamaha Management Plan 2016(YMP2016)」のひとつとして、M&A・資本提携を視野に入れた事業成長を掲げておおり、今回の完全子会社化はその方針に沿ったもの。
今後は、ギター周辺機器、PA機器の商品ポートフォリオを拡大し、楽器・音響機器領域での成長を加速していく。
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