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2013年5月9日木曜日
ヤマハ「Mobile Music Sequencer」がバージョンアップでAudioBusに対応そしてiPhoneでも使えるようになりました。
90年代に今で言うとiPadminiぐらいのサイズで登場したヤマハのポータブルシンセサイザー「QY」シリーズ。ロックやジャズそしてブルースなどジャンル別に登録されているプリセットフレーズを使用しコードとテンポを決定するだけで作曲ができるという手軽さが特徴の製品でした。「Mobile Music Sequencer」はそんなQYシリーズの歴史を受け継ぎ382種類もあるフレーズから簡単な手順で曲を作成できるというシーケンサーに仕上がっています。そんな「Mobile Music Sequencer」がバージョンアップしAudioBusに対応そしてiPhoneでも使用できることになりました。これにより弱点といわれていたオーディオが録音できないという点が解消され、iPhoneに対応したことにより携帯性が確実にあがりました。
V2.0追加機能
- iPhone, iPod touch対応
- Audiobus対応 (inputのみ)
- iCloudへの、ユーザーソング・ユーザーフレーズのアップロードに対応
同一のApple IDで利用している他のデバイスからユーザーソングが参照できます。ユーザーフレーズは自動的にアップロードされます。 iPhoneで作成した楽曲制作の続きを、iPadで継続して編集することも可能です。 ※予めiPhone/iPad側の設定メニュー内のiCloudで、書類とデータの項目をオンに設定する必要があります。 - SECTION EDIT でオンベース 及び シンコペーションに対応(8,16,及び各3連符が設定可能)、CHORD SHIFT 機能を追加
- 1フレーズに対して2種類のLOOP REMIX機能を設定可能
- Sectionの並び順入れ替え、及び、挿入・削除に対応
- Partの並び順入れ替えに対応
- Effect VARIATIONタイプにTEMPO DELAY L,Rを追加
- PianoRoll画面で、Velocity,Pitch Bend, Control Changeのデータ選択と、Copy, Paste, Cut, Deleteの操作に対応
- Pitchbendの分解能向上
- Mixdown に Sync機能追加(再生開始をトリガーに録音開始)
- File Export対象機種にMX49/MX61を追加
- その他機能・操作性の向上
作曲の手順が解る動画です。
ステップ1:フレーズの作成 用意されたフレーズから選び、コード進行をつける。
ステップ2:セクションの作成 Aメロ、Bメロ・・・セクションを作る。
ステップ3:ソングの作成 セクションを並べて、パートを加えたり、音色をエディット。
「Mobile Music Sequencer」はMIDI版ACIDという感じの神アプリですAudioBusに対応したことにより「Mobile Music Sequencer」で作曲した曲に自分で弾いたギターを「GarageBand」に録音なんて事が簡単に出来ます。
簡単にオリジナリティ溢れるオケが作れます。そのオケにAudioBus経由でギターを録音すると信じられないようなクオリティの楽曲が出来ますので。GarageBandをお持ちの方で次のDAWを購入を考えているようなギタリストに絶対おススメです。
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